肝付町議会は令和3年1月21日に臨時会を開き、主要議題として省エネ設備導入工事に関する契約の締結と一般会計補正予算について審議した。
まず、会期は1日限りと決定された。議案第1号の「総合支所省エネ設備導入工事請負契約の締結について」が議題に上がり、内之浦総合支所長の飯田 徳弘氏が提案理由を説明した。契約金額は1億5,620万円であり、契約の相手方は九電工株式会社鹿屋営業所である。
質疑において、有留智哉議員が工期について尋ねた。「この工期内に全て完了する見込みか」との問いに、飯田総合支所長は「工事が進捗状況に応じて調整を行いたい」と応じた。
さらに、議案第2号の「令和2年度肝付町一般会計補正予算(第12号)」が提案された。町長の永野 和行氏は、歳入歳出予算の総額を144億6,998万5,000円に更新する内容を説明。歳出には、新型コロナウイルスに関連した予算が含まれている。特に、348万6,000円がワクチン接種に関連する経費として計上されている。
進藤鈴子議員は、予算書の役務費に関し、ワクチン接種の対象が16歳以上であることに言及し、クーポン券の配布が全住民に行われることの適切性を問う発言を行った。健康増進課長の吉崎 浩司氏は、国の情報が更新される可能性もあるため、全住民に配布することを説明した。
その後、議案第2号は賛成多数により可決された。議長の益山 二郎議員によると、今回の臨時会では、重要な方針が明らかになったことが強調された。会議は午後0時04分に閉会した。