令和４年第３回肝付町議会臨時会が５月９日に開催された。議長および副議長の選挙が行われ、有留智哉議員が新議長に当選した。これは、地方自治法第107条に基づくもので、議会の新体制がスタートしたことを意味する。
有留議長は、「行政改革を進め地方自治を確立する」と述べ、議員全員の協力を求めた。議会の運営においては、議長は議会の円滑な運営を進め、地域課題への取り組みに力を入れる方針を示した。
続いて、副議長には柳一夫議員が指名され、彼も当選した。柳副議長は、「町民のために尽力する」と述べ、議会の連携を強化する姿勢を強調した。
議事日程には、議長・副議長の選挙以外にも、各種委員会の委員選任が含まれていた。常任委員には、前原和幸議員、前田美春議員などが選ばれ、産業福祉委員にも田布尾重治議員が選任された。議会運営委員についても同様に選任が行われ、スムーズな議会運営の姿勢が示された。
一方、議案においては、肝付町税条例等の一部改正が提案された。これは国の税制改正に従い、税収の適正化を図る内容である。また、町長の給与に関する条例改正や、職員の給与に関する条例についても厳格な見直しが行われ、経済状況に応じた健全な財政運営を目指すことが表明された。
町長の永野和行氏は、新体制発足に伴い、議会との連携を強化し、町民の福祉向上を優先する意向を示した。地方自治体が直面する課題への対応において、議会の機能を最大限に発揮することが期待されている。
このように、肝付町議会も新たな幕開けを迎え、今後の町政運営における議会の重要性が一層強調された。