令和5年2月1日、肝付町議会の臨時会が開かれた。議会は14名中13名の議員が出席し、会期を1日限りと決定した。
議事日程には、会議録署名議員の指名、会期の決定、諸般の報告、及び議案第1号が含まれた。議案では、令和4年度肝付町一般会計補正予算(第9号)が提案され、歳入歳出予算の総額は118億1,266万5,000円に調整された。
町長の永野和行氏は、補正の主な理由を説明した。主にマイナンバーカードの取得促進を通じて、町民の生活支援を図るとのことだ。詳細な予算の減額内容も報告され、歳出では農業関連の補助金が取り上げられた。
具体的には、農業経営収入保険加入促進事業の補助金が50万8,000円、主食用水稲作付農家支援事業補助金が265万2,000円、畜産経営体力配合飼料高騰緊急支援対策事業補助金が80万円減額された。この理由として、実績見込みの誤差や申請件数の減少が影響したとされる。
また、サツマイモ農家への支援事業についても議論が交わされた。基腐病の影響で、農家の作付面積が大幅に減少したことが示され、今後の作付に対する理解促進が求められた。議論は、農業振興課長の岩下龍郎氏によって詳細説明が行われつつ進められた。
質疑応答では、減額理由の詳細が問われ、町の方針に対する意見が交わされた。最終的に、議案第1号は原案通り可決された。臨時会は午前10時27分に閉会した。