令和6年4月24日、肝付町議会は第1回臨時会を開会した。
今回の臨時会では、主に議長と副議長の辞職に伴う選挙や肝付町職員懲戒審査委員会委員の任命、税条例の改正、一般会計補正予算などが審議された。
まず、日程第1として会議録署名議員を田中義家議員と中原稔議員に指名した。次に、会期は本日1日限りと決定された。続いて、諸報告が行われ、遅延の少ない会議運営が確認された。
同意第1号では、町長の永野和行氏が提案した職員懲戒審査委員会委員の任命について議論が行われた。退職した職員の残任期間を考慮し、中俣史郎氏を新たに任命することが承認された。これに対する質疑は特になく、賛成多数で可決した。
次に、承認第1号として税条例の改正が討論された。税務課長の一松敬一氏は、国の税制改正に基づき、職権による減免規定の追加などを説明した。改正は早急に必要であるとのことで、全員一致で承認された。
また、議案第25号で、一般会計の補正予算が審議された。この補正案では、能登半島地震の被災地への職員派遣や、交通事故予防のためのスクールバス運行委託費用が計上されている。質疑において、益山二郎議員は安全性を第一に考える姿勢を評価しつつ、県の工事に関する道路での配慮も求めた。これに対して町長は、子供たちの安全を最優先し、現場への注意喚起を行う考えを示した。
その後、議長の有留智哉議員が辞職の意思を表明し、議長選挙が行われた。選挙の結果、有留議員が新たに議長に選出され、就任の挨拶を行った。続いて副議長の選挙が行われ、柳一夫議員が副議長に選任された。
今回は新体制での運営がスタートし、今後の議会運営に注目が集まる。議会の最後では常任委員と運営委員が選任され、議長から閉会の挨拶があった。肝付町議会は地域の施策を推進するため、引き続きより良い議会運営を目指していく方針である。