令和6年度第3回高松市議会が開かれ、主要議案に関する説明が行われました。
議案第64号では、高松市一般会計補正予算が提案され、歳入の根幹をなす市税収入が655億円に達し、歳入総額が約1,864億円に及ぶ見込みです。これに伴い、歳出総額は約1,814億円となり、実質収支は約44億円とされています。市長の大西秀人氏は、物価高騰への配慮や、教育、福祉に関連する社会保障費の負担が今後の財政に影響を与えるとの見解を示しました。
次に、シティープロモーションの推進について触れられました。自由民主党清新会の山下誠氏は、シティープロモーションは市民の誇りを育むための重要な施策であると強調しました。大西市長は、広聴広報・シティプロモーション課の設置や東京事務所を開設した動きを評価し、政令市としての強みを活かした情報発信の強化に取り組む意向を示しました。特に、若年層をターゲットにした広報活動が必要であるとの意見も出されました。
また、市民満足度調査の結果が報告され、約85%の市民が本市への愛着を感じているとの結果が示されました。市長はこのデータを踏まえ、低下した満足度を改善し、市民の声をより効果的に市政に反映させる意味でも、新たな施策の検討が求められるとの見解を表しました。
この他にも、様々な議案が審議され、特に高松市の公共交通の利便性の向上や、防災面での充実も今後の重要な課題と白石義人議員より指摘されました。議会は、今後の市民生活の質向上を目指した取り組みを引き続き行う方針です。