令和元年第2回高松市議会臨時会が、5月17日に開会した。
本会議では、様々な議題が審議され、特に議長や副議長の選挙が重要なテーマとなった。議長には小比賀勝博氏が当選し、基礎自治体の持続可能な市政を見据えた運営を目指すと強調した。一方、副議長には十川信孝氏が選出され、役割の重要性について言及した。
また、常任委員や議会運営委員の選任についても行われ、各議員の意見を聞く形で進行した。特別委員会の設置に関しては、総合交通対策、卸売市場の再整備、および観光エリア整備のための委員会が設置されることが決定した。この3つの特別委員会は、それぞれ課題解決に向けて詳細に調査や研究を行う役割を担う。
さらに、議案第115号と議案第116号では、地方税法の改正に伴う専決処分についても承認された。これにより、市税条例や介護保険条例の一部を早急に整備する必要があると述べられた。
議会では、50名の議員のうち全員が出席し、選挙には充実した議論が行われた。市民の期待に応えるための議員の責任についても触れられ、地域共生社会の構築が改めて求められている。大西秀人市長は、選挙における市民の信託を受け、市政の継続的な改善に取り組む姿勢を示した。
議会運営に関する新たな方針についても説明があり、より開かれた議会の構築を目指す考えが強調された。今後、市民との対話を重視し、透明性のある市政運営が期待されている。議員たちはこれらの決議に基づき、引き続き市民福祉の向上に努めていく意向を示した。