令和6年第1回高松市議会が3月22日に開催され、令和6年度予算案を中心に議論が交わされました。
特に高松市一般会計予算に関する議案は、多くの議員からの注目を集めました。
新年度予算では、一般会計の総額が1,852億2,658万8,000円に達すると見込まれています。
その中には、シティプロモーション推進費や地域コミュニティー支援費など、合計で約4,000万円が計上されています。
また、国民健康保険事業特別会計予算や介護保険事業特別会計予算も議題に上がり、国からの補助金の変動などが影響を与える懸念があります。
その中で、岡田まなみ議員は、国保料の引き下げについて強く訴えました。
彼女は、一般会計からの繰り入れが行われていないことを問題視し、引き下げの必要性を説きました。
議論では、健康福祉局長の多田安寛氏が、相談支援事業の継続や充実を約束する発言をしました。
さらに、議員提出の意見書についても熱心に話し合われ、特に「女性差別撤廃条約選択議定書」の批准を求める声があり、ジェンダー平等の重要性が強調されました。
また、食料自給率向上を求める意見書や、医療費助成制度の早期創設を訴える意見書についても、委員会内での活発な議論が展開されました。
一方、競輪事業や大型公共事業に対する疑念も表明され、経済環境常任委員長からは、ギャンブル依存症対策に関する提言がありました。
その中で、議員らは公共予算の使途について真剣に議論し、必ずしも全ての事業が市民に利益をもたらすわけではないとの見解を示しました。