令和4年第2回高松市議会臨時会が、5月13日に高松市役所議場で開催された。
この会議では、議長や副議長の辞職及び新しい役職者の選任が主要な議題として扱われた。特に、議長の座を退いた十川信孝氏が、コロナ禍の中での市民生活への貢献を感謝した。その背景には、社会が厳しい状況にあることがある。
十川氏は挨拶の中で、長期化するコロナウイルスの影響や新たな施策の重要性について言及した。「新型コロナウイルス感染症の影響で、社会全体が不自由を強いられている」と述べ、多くの関係者に感謝の意を表明した。
次に選挙される議長には佐藤好邦氏が就任した。彼は議長選挙の際、議員たちから温かい支持を得たことに感謝しつつ、市民や事業者の疲弊を鑑み、「全力で市政の発展に取り組みたい」と強調した。新たなリーダーシップのもとで、市民の期待に応える施策の推進が求められている。
加えて、副議長には白石義人氏が選ばれた。彼は会議冒頭で、市民生活の豊かさを守るために「持続可能なまちづくりに努める」と誓った。新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえた町づくりが、現下の重要なテーマとされている。
また、常任委員の指名や議会運営委員の選任も行われ、「全ての議員が力を合わせて市政に貢献する必要がある」といった声も上がった。今後、議会の運営が市民福祉にどう寄与していくかが注目される。市民からの信頼を得るためにも、透明性や説明責任が求められるところだ。
議員派遣に関する議論も行われ、日本共産党議員団の岡田まなみ氏が、コロナ禍における行政視察の実施に警鐘を鳴らした。市民生活が疲弊する中で、「視察の必要性が問われる」とし、派遣の目的を明確化することを求めた。市民と議員の報告会実施や経費の公表も要望され、さらなる改革が期待されている。
会議は、重要な決定事項を経て、円滑に進行され、新たな課題を持ち帰る形となった。市民福祉の向上に向けて、新体制での活動が始まる。