令和元年第3回高松市議会が28日、開かれた。
議題となるのは、令和元年度一般会計補正予算など、複数の議案である。
特に重要な審議内容となるのは、令和元年度高松市一般会計補正予算である。市長の大西秀人氏がこの案件を紹介し、財政健全化や市民福祉の向上に資する施策について説明を行った。
大西市長は、急速に進む人口減少と高齢化社会の中、"老若男女の笑顔が輝く元気な高松の創生を実現する"と強調し、マニフェストに掲げる重点施策の実行を推進する意欲を示した。
また、イベントや地域活動を支えるための財源確保も重要であると述べ、自主財源の充実強化は十分な市民サービスを維持するために欠かせない"と語った。
財政局長の溝尾彰人氏は、今回の補正は新たな事業を始めるためのものであり、特に地域活性化に力を入れた内容となることを示した。
さらに、公共交通の整備についても議論された。
市では地域の交通空白地域を解消するため、生活交通路線補助金の支出を増やし、地域住民の移動手段を確保する取り組みを進めることが求められている。実際、住民からの意見を反映し、生活交通路線の充実を図る方針であるとのことである。
また、議案には、ハラスメント対策の強化、教育による不登校支援の強化、外国籍住民との共生施策についても盛り込まれている。ハラスメント対策では、「職員の安心・安全を守る職場環境の確保を図り、ハラスメントを取り締まるための研修も実施している」と上枝直樹健康福祉局長は説明した。