令和2年第7回高松市議会が12月10日に開催された。
本会議では、新型コロナウイルス感染症の影響が大きい中での市の課題について議論された。特に、
市民の命と健康を守るための施策が最優先であることが強調された。
代表質問で22番の大西 智議員が、知事とのトップ会談で合意した新型コロナ対策について、
「感染拡大防止と社会経済活動の維持の両立が重要である」と述べた。市長の大西 秀人氏も、
この協力体制の強化を目指す考えを示した。「情報共有が不可欠」とし、連携を深化させる意向を示した。
議案でも、令和3年度予算編成に関する質疑が集中した。
大西議員は、行財政の健全化についての質問を展開した。
新型コロナウイルス感染症拡大による財政状況の厳しさが浮き彫りになり、
「253億円の財源不足が見込まれる中、財政確保に向けた具体的な戦略が求められている」と指摘した。
また、同議員は「未収債権の回収、企業誘致が重要である」と強調し、具体策が問われた。
さらに、災害時における地区防災計画についての進捗も報告され、
避難確保計画の進展が求められる。市では、関係者との協議を重ね、#確実な実行を目指すことが必要であると強調した。
次に、教育の分野では、
いじめ問題に対する調査委員会の活動が報告され、
「いじめによる心の問題が深刻化している。未然防止に努めるべきである」との意見に対し、教育長がしっかりとした対応を約束した。
最後に、塩江温泉郷観光振興事業についても議論が交わされ、
「観光関連施設の整備は地域振興に資する」といった意見が相次いだ。
観光業が新型コロナウイルスの影響を受け、町の魅力を損なわないよう、
市は引き続き支援を行う姿勢を見せた。
新型コロナウイルスの影響を受けつつも、
高松市は今後の中長期的な視点で健全な市政運営に取り組む姿勢を示している。