6月に開催された第4回高松市議会では、地域振興や防災に関する重要な議題が取り上げられた。
特に、農業振興については、世界的な食料情勢の変化や国内外の市場拡大に伴い、地元農業の重要性が再認識されている。農業振興計画が策定され、次期計画の基本的な考え方やスケジュールについての説明があった。市長の大西秀人氏は、「持続可能な農業の実現に向けて、次世代にしっかり引き継いでいくべく取り組んでいきたい」と述べた。
また、学校給食費の無償化についても言及があり、特に最近の物価高騰を受けて、地域の子どもたちへの支援が急務であるとの認識が広がった。茂木邦夫議員は、「不登校の生徒にも、給食相当分の支援を行うべき」と訴え、教育の無償化に向けた取り組みの強化を求めた。
なお、スポーツ施設のキャッシュレス決済拡充についても議論され、利用者の利便性向上を図る方針が示された。特に、新たに導入する決済手段が、施設の稼働率向上につながるものと期待される。
さらに、共助の基盤づくり事業に関する質疑もあり、地域住民のボランティア活動が地域の絆を深め、地域の福祉を支える重要な役割を果たすことが再確認された。殊に、若い世代への関与を促進するための新しい取り組みの推進が求められている。
今後、地域での課題解決に関与し続ける行政の姿勢が、地域づくりにおいて重要であり、市民との連携を強化することが大切であると議論された。