令和4年第5回高松市議会定例会が開会した。
2022年9月5日(月曜日)に高松市役所で行われ、全39名の議員が出席している。議題には各種の議案が上程され、特に補正予算案が注目されている。
大西秀人市長が提案した議案によると、今回の補正予算の主な目的は原油価格及び物価高騰対策、新型コロナウイルス感染症への対応である。
現在、物価高騰の影響を受けている市民のため、特に低所得世帯への臨時特別給付金の支援が盛り込まれた。これにより、住民税均等割のみ課税される世帯に対し、1世帯当たり5万円が給付される計画だ。さらに、吉光児童館の建て替えや、私立保育所等への支援も発表された。
また、市議会では、大西市長が説明した債務負担行為に関する議案も提案されており、具体的には老人福祉施設の整備が含まれる。市民福祉の向上に向けた動きが、今後の議論で展開されると見込まれる。
議会では、会期が9月21日までの17日間に決定された。中林大典副市長、教育委員会委員の富家佐也加氏および病院事業管理者の和田大助氏がそれぞれの職務について挨拶した。中林副市長は、市民の目線に立った施策を進めることを強調した。これに対し、富家教育委員会委員も教育行政の発展のために尽力すると述べた。
また、和田病院事業管理者は、持続可能で質の高い医療提供体制の構築について言及し、今後の取り組みに期待が寄せられる。
今後、議会では、議題の審議が進む中で、特に新型コロナウイルス感染症に関連する施策がどのように実施されていくかが焦点となる。議長は、引き続き施策に対する議員の意見を重視しつつ、効率的な運営を行う意思を表明した。