令和3年第3回高松市議会定例会が開催され、複数の議案が上程された。特に、一般会計の補正予算が大きな焦点となった。
市長の大西秀人氏は、新型コロナウイルス感染症に関連した現状を説明した。5月上旬には新規感染者数が急増したが、最近はおおむね落ち着きを取り戻しているとのことだ。しかし、変異株の影響もあり、厳しい状況は続くと強調した。
今回の補正予算には、29億1,858万円が計上され、歳出総額が1,643億2,706万円に達する予定である。補正予算の内容には、子育て世帯への生活支援金の支給や、あらゆる分野におけるデジタル化支援、また地域コミュニティへの助成などが含まれている。
また、議案第49号として提案された令和3年度の一般会計補正予算では、災害対応のための特殊水槽付消防ポンプの購入も含まれ、地域での安全対策を強化する意向が示された。市長は「新しい生活様式に対応し、持続可能な地域づくりを目指している」と述べた。
さらに、会期は本日から6月25日までの16日間に決定。議長の十川信孝氏は、「円滑な議論を進めていくための時間を持ちたい」とし、議員に協力を求めた。
最後に、複数の議案については順次審議される予定である。議長は、今後の審議に向けて慎重な検討を行うことを呼びかけた。市民からの意見も募り、透明性のある運営を約束した。