令和2年第4回高松市議会臨時会が、7月21日に開催された。
この会議では、主に議案第113号である令和2年度高松市一般会計補正予算(第5号)が議題となった。出席議員は40名で、議長(井上孝志氏)による進行のもと、各常任委員長が報告を行った。
総務常任委員会の大見昌弘氏は、一般会計補正額を17億2693万6000円として、国県支出金と繰越金を財源に充当すると説明した。また、原案に対して特に意見はなかったと報告し、可決が決まった。
教育民生常任委員会の杉本勝利氏によると、出産応援特別給付金として1億9600万円が計上されている。これは国の特別定額給付金の対象外された胎児をもつ妊婦への支援策で、全ての対象者に周知徹底を要望する声があった。さらに、教育ICT整備では9億1880万9000円と債務負担行為が計上されており、家庭のインターネット環境への配慮が求められた。
経済環境常任委員会の坂下且人氏は、新型コロナウイルス対策として5億4000万円の支出が見込まれる、キャッシュレス決済のポイント還元キャンペーンを実施し、経済の活性化を目指すと語った。委員からは、業界団体との連携や未導入店舗へのサポートが要望された。
最後に、議案第113号は採決の結果、全議員の異議なしとのことで、原案通り可決された。この臨時会は、各々の報告と質疑による意見交換を経て、スムーズに閉会した。