令和元年第5回高松市議会定例会が行われ、サイクルツーリズムや再生可能エネルギーの利活用、災害時の避難所整備などが議題に上がった。これにおいて特にサイクルツーリズムの推進に関する発言が目立つ。自民党議員会の山下誠氏がその推進の重要性を述べ、高松地域のサイクリングルート整備計画やレンタサイクルの利用増加の現状を紹介した。これに対し、都市整備局の木村重之局長は、整備計画が進捗している状況とともに、今後の観光客受け入れ体制の改善についても言及した。
その中で、再生可能エネルギーの利活用に関する質疑も交わされた。山下誠氏は、具体的な発電所の発電量や売電収入について問うた。環境局の森田素子局長は、南部及び西部クリーンセンターにおける発電量やバイオマス発電の現状に言及し、さらなる取り組みを示唆した。
また、災害時における体育館の防災安全対策も重要なテーマとなった。山下誠氏が耐震化の進捗及び窓ガラスの飛散防止策について聴取したのに対し、教育局の赤松雅子局長は、現在の取り組み状況と今後の課題に答えた。
居住誘導区域外の土地利用に関する議論もあり、この地域の住環境保全や地域づくりのあり方が問われ、今後の対策が求められている。特に、農業後継者など新たな地域づくり支援の必要性が指摘された。
さらに、英語教育についても言及され、中学3年生の英語力向上が議題に上がった。市としていかに保護者や地域のニーズに応えながら英語教育を推進するかが重要視されている。