令和4年第1回高松市議会定例会が3月25日に開催された。
主な議題には、令和3年度の一般会計や特別会計の補正予算が含まれ、各議案が可決された。
議案第35号に関する審査では、総務常任副委員長の辻正彦氏が、主に財政の健全運営に資するための予算について報告した。特に、老朽化市有施設の改修や修繕を目的とし、減債基金との関連での補正措置が検討されている。
教育民生常任副委員長の斉藤修氏は、国民健康保険事業費についても言及し、減額補正が実施される理由を説明した。議案第35号の評価に関しては、様々な意見が出たが、大半の議員が賛同して原案が可決された。
経済環境常任副委員長の住谷篤志氏は、コロナの影響による補填予算について説明を行い、感染拡大の影響を受けた各事業についての対応を強調した。特に、予算の確保が観光施設やサービスの継続に不可欠であると述べ、各種予算案も可決された。
また、議案第44号に関しては、トピックとして新副市長の選任が行われ、多数の賛成を得て決定された。市長の大西秀人氏は、この件に関して「新たに選任された者が市政を引っ張っていくことを期待する」とコメントした。
その他、人権擁護委員候補者の推薦に関する諮問も行われ、各候補者が賛同を得たことから、予定通りの採決が進められた。議長の十川信孝氏が、これらの案件が大切であるとし、各議員の理解と協力を求めた。
このように、令和4年第1回高松市議会定例会は大きな議題を抱えつつ、各議案の採決がスムーズに進行し、事務的な運営が働いていた。市民への影響が大きいこれらの決議や予算案は、今後の市の運営に寄与するものと考えられる。