香川県高松市での最近の議会では、様々な事業が議論された。中でも特に注目されたのが、屋島山上交流拠点施設としてのやしまーるの整備についてだ。この施設は、屋島の歴史や文化を伝える重要な役割を担うとともに、観光の振興に寄与することが期待されている。
やしまーるのオープンから10ヶ月が経過し、約17万人が訪問したと報告されている。しかし、多田優子議員の質問では、施設が屋島の教育的ガイダンス機能を十分に持っているか疑問視され、その整備過程が市民参画の理念に沿っていたかの検証が求められた。
加藤副市長は、やしまーるが屋島の特性や価値を学ぶための拠点となることを目指していると述べ、市民の意見を反映した展示内容やソフト面の充実を図る方針を強調した。また、訪問者に屋島の探求の場を提供する点が重要であると付け加えた。
続いて、不登校児童生徒やひきこもりへの支援についても話題が展開された。教育長は、相談窓口の設置や民間との連携強化が進められていることを報告し、いかに地域で支援が提供されるかが重要であるとした。
このような取り組みが、特に新型コロナウイルス影響下において増加した不登校児童生徒に対して、どれだけ効果をもたらすかが注目される。市民との協力体制が必要であるとの認識が示された。