令和3年第6回高松市議会が12月6日に開会し、重要な議題が上程された。
本会議では、会期を16日間とすることが決定した。
議会日程の一環として、会議録の署名議員の指名や議席変更についても報告される。
特に認定第1号から第3号までの重要案件は、令和2年度における高松市の一般会計・特別会計歳入歳出決算に関する内容である。
一般会計に関して、報告された内容によると、歳入は約3,279億円、歳出は約3,225億円であり、黒字が計上された。
この黒字決算は、コロナ禍にもかかわらず、堅実な財政運営の証と言われている。
財政局長の森田大介氏は、「一般会計は3年連続の黒字を記録し、市民サービスの維持向上に貢献できた」と言及した。
また、決算審査特別委員会でも、認定案件について活発な質疑が展開された。
教育局の藤本泰雄教育長は、今後の教育環境づくりに向けた予算の重要性を強調した。特に、ICTの導入による教育の質向上に対し、期待が寄せられている。
一方で、議論の中で、様々な事業への反対意見も表明された。37番の太田安由美氏は、「公営競技事業の依存症リスクが増加しているため、競輪事業の廃止が必要である」と主張した。
市の事業運営における透明性や市民の信頼性を高めるために、議会における厳しい検討が求められている。
最後に、全体の行政運営に対し、予算の適切な運用と使い道を見極め、次世代に向けた政策の必要性が強調され会議は終了した。
市民の声が反映されるよう、議会が積極的に行政に影響を与えていくことが期待されている。今後も様々な取り組みが進められる中で、高松市の発展が注視される。