令和3年第1回高松市議会は、様々な課題についての質疑が行われた。
特に新型コロナウイルス感染症対策に関しては、市民の安全確保が主要な焦点となっている。
高松市においては、65歳以上の高齢者へのPCR検査助成が行われ、その利用状況は289件に及び、今後も施策の継続が予定されている。
このような中、高齢者福祉の充実についても注目されており、議会では介護サービスに対する支援が強調された。
藤川信孝議員は、高齢者の交通事故防止策について質疑し、特に高齢者運転者による事故の増加を挙げ、対策の必要性を訴えた。市長の大西秀人氏は、高齢者教室の開催や運転免許証返納促進事業の展開を説明し、地域の福祉活動の重要性を強調した。
また、教育問題においては、ICT教育推進の必要性が確認され、デジタル教育の重要性が再認識された。市は、新たにICT教育推進室を設立し、電子黒板や1人1台端末を効果的に活用することを計画している。
また、市道上の街路樹の剪定についても議論がなされ、剪定作業の頻度や内容が求められ、特に安全確保の観点から対応が必要との声が上がった。
高齢者福祉の観点からも、介護職員の労働環境やサービスの質の向上が求められ、効率的な支援体制が必要との意見が多かった。特に、過去に制定された介護保険制度の見直しが必要であり、介護職員の処遇改善への施策が求められている。
各議員からの質疑に対して、市は引き続き、市民の命と生活を守るための取り組みを強化し、様々な面で対応していく考えを示した。一連の議論を経て、市のこれからの施策にはさらなる期待が寄せられている。