令和3年12月13日、金沢市で開催された定例月議会では、2021年の国難とも言える新型コロナ感染症への対応や、東京オリンピック・パラリンピックの意義についてが議論された。
議会ではまず、2021年を振り返り、自由民主党金沢市議員会の野本正人議員がその経緯を述べ、特に東京オリンピック・パラリンピックの開催について議論がなされた。野本議員は、アスリートたちの健闘を称える声を受け、成功を確認し、「コロナ禍におけるスポーツ振興を本市の柱として」という姿勢を市長に求めた。また、フランス・ロシアの選手団が金沢で合宿した際、金沢の魅力が評価されたことも強調され、市長には今後の姉妹都市交流を通じたスポーツ交流の推進が期待される。
さらに、野本議員は新型コロナ感染症対策についても言及し、特にワクチン接種の重要性や医療従事者の労苦に感謝を示した。市長は、その効果が浸透しているとし、来年度予算では医療体制の強化や経済支援策について触れ、市民への経済効果の還元に向けた取り組みを示した。
また、来年度の予算案において、経済や文化活動の立て直しが急務であるとし、特に育成や支援策が必要と述べた。
このように、議会では2021年の振り返りを通じて、今後の金沢市の方向性について多くの意見交換がなされ、また市民生活の質を重視する形での施策が期待されている。