令和5年9月28日、野々市市議会は定例会を開催し、複数の議案が審議された。
冒頭、議長の北村大助議員は、会議時間の延長の必要性を述べ、議案第48号から第63号および請願第3号を一括で上程した。
総務産業常任委員会の委員長である小堀孝史議員は、審査結果を報告。議案第48号(石川県市町村職員退職手当組合規約の変更)は全員一致で承認された。議案第60号及び議案第62号も同様に可決される見込みである。
教育福祉常任委員会の委員長、向田誠市議員は、議案第59号に関連する子育て支援医療費助成条例について報告。議案第63号は全員一致で可決、一方で請願第3号は不採択に決定された。各委員会の報告後、質疑の時間が設けられるも特に質疑は行われなかった。
討論では、議員の岩見博氏が物価高騰が市民生活に与える影響を懸念する発言をし、上下水道料金の引き下げを求めた。特に、生活に直結する費用の見直しは急務であると訴えた。また、高齢者医療における窓口負担を軽減すべきとの意見も述べられた。
一方、梅野智恵子議員は議案第51号から第54号、57号及び58号に賛成し、市の取り組みを評価した。特に市の保育施策や高齢者福祉における支援を評価するコメントがあった。議会議案第4号に関しても、保育士の処遇改善を求める意見が出され、賛成意見が相次ぐ中、今回の会議では反対意見も確認された。