令和5年9月15日、金沢市議会は定例月議会を開催した。
重要な議題が数多く上程され、各議案について慎重な討議が行われた。
特に、議案第17号の金沢市一般会計補正予算については、議会の多くの議員から支持が寄せられ、全会一致で可決された。
また、議案第9号、喜成清恵議員に対する辞職勧告決議が可決された。
この決議は、喜成議員の酒気帯び運転による略式起訴を受け、それに対する責任を問うものである。
提出者の麦田 徹議員は、一般企業での前科が如何に重いかを強調し、議会の名誉にかけても辞職が求められると力を込めて訴えた。
一方、福島第一原発のアルプス処理水の海洋放出中止を求める意見書についても大変注目が集まった。
森尾 嘉昭議員は、海洋放出が福島地域の復興に深刻な影響を与えると主張し、関係者の理解が得られないままの行動は問題だとの意見が多く出た。
その後、土地利用規制法の廃止や消費税インボイス制度についての意見書も上程され、それぞれ厳しい評価を受けた。
特にインボイス制度については、多くの小規模事業者への影響を懸念する意見が続出した。
市民福祉局は、透明性を確保し、市民理解を進める点からも慎重な対応を求められる立場にある。
また、自転車通行空間の整備促進を求める意見書について、環境や交通安全を考慮した計画的な整備が急務であることが再確認されました。
最終的に、議会は全ての議案を慎重に審議し、重要な決議が行われた。
市長の村山 卓氏は、今後も市民の安全を最優先に考え、適切な運営を行うと述べた。