令和5年9月定例議会では、金沢スタジアムの進捗や公共交通の現状、さらには市民支援施策についての質疑が行われた。
初めに、金沢スタジアムに関しては、工程が順調に進んでおり、2024年2月には供用が開始される見込みであると発表された。市民からは高評価を受けているが、交通アクセスや周辺環境についての懸念も挙げられている。
次に、公共交通機関の現状についての質問がなされた。特にバス運転手の不足が深刻で、北陸鉄道が一部運行本数を減らしていることに対する疑問が提示された。市は、運転手育成の取り組みとして、学生をターゲットとした体験事業を続けながら、今後対象を広げる必要を認識していると答えた。これに対し、より多くの事業者との連携や支援策の強化が求められている。
また、宿泊税については、他市の取り組みを参照しつつ、特定の宿泊者への負担が偏らないような制度見直しが必要だとし、今後の調査結果を踏まえた検討が行われる予定であると述べている。
さらに、犯罪被害者のための支援制度については、他自治体との連携を強化し、政策の透明性を確保するとともに、具体的な制策の検討が必要であると強調された。
最後に、自然災害対策としての防災体制が問題視され、災害時の生活インフラ確保や避難所の整備状況も重要な議題として取り上げられ、多方面からの意見を受けた上で、総合的な対策の実施が必要であるとされている。