令和2年6月22日、金沢市で定例月議会が開催された。
本議会では、37名の議員が出席し重要な議案が上程された。中でも、松村理治議員に対する問責決議と辞職勧告決議が注目を集めた。議案第3号の問責決議において、質問に立った森 一敏議員(市議)は、松村議員が新型コロナウイルス感染後、自宅療養中にパチンコ店で遊戯していたことを挙げ、「市民に範を示す議員としての自覚が著しく欠けている」と強調した。
続いて、吉田康敏都市政策局長が提案した議案第4号は、松村議員に対する辞職勧告決議であり、この件に関して黒沢和規議員(市議)は、本人の責任を問う姿勢が重要であると述べながら、市民の声を受け止める必要を訴えた。最終的に、議会の決議では、問責決議が否決された一方で、辞職勧告は支持を受け可決された。
その後、日程第6号の新型コロナ対策では、感染拡大を抑止するための意見書や医療機関への資金導入を求める議案が発表された。特に、森尾嘉昭議員(市議)による感染拡大を抑止する意見書の提案は、高い関心を集め、議員たちの意識の高さが伺えた。ここでは具体的に、感染者の早期発見と医療体制の強化が求められ、議員らは賛同を示した。