令和4年9月定例月議会が行われ、議長の高岩勝人氏が本日の出席議員数を報告した。議題は、令和4年度金沢市一般会計補正予算(第4号)や、市道の路線変更など、重要な案件が上程された。
議案の中で言及された海側幹線4期区間について、自由民主党金沢市議員会の高誠議員は、供用開始が11月に予定されていると述べ、地元への影響と期待を語った。村山市長は、工事の進捗状況に満足しており、全線開通への意義を強調した。交通の円滑化や防災機能の強化、地域経済への波及効果も期待されている。
また、今年の夏の豪雨について、議員から多様な質問が寄せられた。豪雨による被害に対する市の対応が迅速だったことが評価されているが、今後の大雨に備えるための具体的な対策についても意識が向けられた。特に、自主防災組織との連携や、避難所開設の際の考慮が求められた。市長は、今後も同様の自然災害に備え、避難指示のルールや運営マニュアルの改訂を検討する意思を示した。
金沢マラソンに関しては、昨年同様にボランティアが大会を支える重要な役割を果たしていると強調され、特に地域住民との協力が不可欠であることが再確認された。大会運営の透明性と公正を保障するため、ボランティアリーダーの育成にも力を入れる必要があるとの意見もあがった。
また、通級指導の充実について、教育関係の議員から提言があり、特別支援教育を受ける児童の増加に対応した人材育成が急務であるとの見解が示された。教育長も、このニーズに応じた教育環境作りに取り組む意向を示した。
他者が不安を抱える中で、適切な教育が提供されるか、またLGBTQの権利についての市の対応がどうあるべきかも問題視された。この点については、多様性を認め合い、誰もが安心して暮らせる社会を目指すための施策が必要であるとの声があった。