令和2年9月の定例月議会において、金沢市の重要な予算案や施策についての議論が行われた。主要な議題として、令和2年度金沢市一般会計補正予算や市道の路線認定、小中学校のエアコン整備などが挙げられた。
特に小中学校のエアコン整備は、児童たちの健康や学びの環境を守る上で欠かせない課題とされ、エアコン設置が未完了の学校においては、速やかな整備が求められている。他にも、暑さ対策として、冷却材や自由な給水等が推奨されている。さらに、虐待や心の不安を抱える児童・生徒の増加が問題視され、相談支援体制の強化や教育プラザの役割が強調された。
また、金沢マラソンについても様々な意見が出され、新型コロナの影響を受けながらもオンラインマラソンの実施が決定したことが発表された。これにより、市民と全国のランナーがつながる新たな機会を創出し、来年度の大会への期待が高まることが期待されている。
さらに、ガス・発電事業の譲渡が議題に挙がり、その経済情勢や市場評価の変化によって影響を受ける可能性についても議論された。市長は、事業譲渡の基本方針を基に、安定供給やサービス向上に向けた議論を進めていく考えを示した。
公共事業の発注については、今年度は約313億円の公共事業費が計上されており、地域経済の再生を図る取り組みが進められている。
新型コロナウイルス感染症への対応として、教育部門においては、学校再開時における感染症対策に関する質問が多く寄せられ、総じて安全に学習を進めるための施策が求められている。学力テストの実施に対する疑念や負担軽減の必要性も取り上げられ、多様な視点からの教育環境の充実が求められている。