令和3年3月10日、金沢市議会において重要な議題が議論された。議題の一つには市立保育所の在り方があり、老朽化が進む保育所の再整備が議論された。市長の山野之義氏は、先進的な公立保育所としての役割を強調し、特に安全性の高い施設としての必要性を述べた。加えて、保育士の働き方について中途退職者が増加しているとの指摘があり、正規職員中心の運営が必要であるとの意見が多かった。
次に、学校給食の無償化について議論が行われた。市民からの強い要望が寄せられる中、金沢市は依然として給食費を保護者が負担する方針を維持している。この問題に対して、議員からは無償化に向けた政策転換の必要性が求められた。これは、特に後期教育の重要性を考慮し、全ての子供が平等に教育を受けられる環境の構築を目指すものである。
新型コロナウイルスに関する施策も議題となった。ワクチン接種に向けた準備が進められているが、接種対象者への情報提供の不足が取り上げられた。特に個別に通知を行うことが必要であり、それにより市民がワクチン接種に関する正しい情報を得ることができる。
また、金沢未来のまち創造館の設立が告知された。この施設は、金沢市の新たな産業創出を目指すもので、民間活力を導入することが期待されている。市長は、地域の活性化や市民との協力体制の重要性を強調し、未来の金沢をつくるための施設であると位置づけた。
さらに、金沢港整備促進に向けた施策も議論された。特に小口混載輸送サービスの導入が、金沢港の利便性向上につながると期待されている。