令和3年第1回結城市議会が開催された。多くの議題が論じられ、特に新型コロナウイルスに関する感染症対策やワクチン接種の取り組みが注目されている。
大里克友議員からは、インフルエンザワクチンについての質問があった。彼は、今年度の接種状況や課題について詳しく説明し、その結果、ワクチン供給量が改善されたことを報告した。接種の執行率も向上し、65歳以上の高齢者に対して63%に達している。
また、上野豊議員からは、人口減少対策について質問が寄せられた。この問題は、全国的に深刻な状況であり、結城市でも同様である。市の現在の施策や今後の課題が示され、具体的な対策が求められた。
その後、立川博敏議員が水戸線のワンマン化運行に触れ、この移行が市に与える影響について慎重に検討する必要があると述べた。特に駅の機能や利用者の安全に対する懸念が高まっている点が指摘された。駅員の数が減少することにより、無人化が進む可能性もあり、これには注意が必要である。
一方、黒川充夫議員は結城市女性議会の開催を提案した。彼は、女性の声を市政に反映させるために重要な施策であると強調し、他市での成功事例も紹介した。その上で、女性の参加が促進されるような取り組みが期待されている。
ワクチン接種については、本多武司保健福祉部長から、実施の体制や予約システムの整備などが進んでいる現状が説明された。また、顔面障害者の介護者への優先接種についても、その必要性が言及された。
更に、改正社会福祉法に関する質疑が行われ、支援体制の課題について考察された。社会的な支援の必要性が高まっている中で、地域共生社会の実現に向け、今後の取り組みを進めていく方針が確認された。
最後に、コロナ禍による影響が長期化する中で、子供たちのメンタルケアについても重要性が認識され、対策が求められている。議会は市民の生活向上に向けた決意が新たにされた。