令和6年第1回古河市議会定例会が開催され、数多くの議案が審議された。
特に重要視されたのは、一般会計予算で、その総額は544億5,000万円となり、過去最高を更新した。
この予算は、前年度比で25億5,000万円の増加を示している。
歳入の内訳を見ると、市税は若干の減少が見込まれているが、地方交付税の増加が見込まれ、トータルでの歳入は安定している。
また、歳出は人件費や福祉関連の増加が影響し、義務的経費は8億6,300万円増加する見込みである。
議案第1号では、小中学校給食費の無償化が挙げられ、特に若い世代の子育て支援策が強化される方針が示された。
さらに、民生費においては、障害福祉サービスの利用者増加に伴う扶助費も計上されている。
一方で、議案第17号、古河市国民健康保険税条例の改正においては、保険料が値上げされることで、低所得者層への負担が懸念されている。
議員からは、滞納世帯の増加を指摘する声が上がった。