令和6年3月25日、筑西市議会では定例会が開催され、複数の議案が審議された。
会上では、さまざまな議案が一括して上程され、議員たちは議案についての詳細な説明と質疑を行った。議案の一つ、令和6年度筑西市一般会計予算では、地域交流センターの改修事業に係る予算が削除され、須藤茂市長は改修の必要性に関する理解不足を反省し、次回の議会で再度審議する意向を示した。
須藤市長は「議員の皆様に大変ご心配をおかけしたこと」と謝罪した後、議案51号の修正提案を行い、地域交流センターの改修に関する理解を深めるために専門家を交えた現場視察を行いたいと述べた。議員たちは長時間の審議を経て、29案の議案を原案の通り可決し、引き続き議案第60号の財産取得についても審議を行った。
教育部長の鈴木敦史氏は、教師用教科書および指導書を購入するために、約2350万円の資金を要することを説明。この教科書は、地域内の小学校に導入されるものであり、4月から使用開始となる予定である。議案60号は原案通り可決され、教育面でも着実な進展が見られることが期待される。
また、議事日程には請願第1号として、HPVワクチンの啓発と男子接種費用助成の請願もあり、賛成の意見が相次いだ。吉富泰宣議員は「ワクチン接種の重要性」を強調し、筑西市内での接種率向上が求められると述べた。
このような中、議員提出議案では「筑西市議会委員会条例の一部改正」と「議員定数の在り方に関する調査特別委員会の設置」が審議され、両案は賛成多数で可決されている。議員数や議会運営の改革に向けた取り組みが進められ、市民の声に寄り添ったより良い議会運営が期待されている。
今後も筑西市議会は、市民からの信任に応えるべく、様々な施策や啓発活動に取り組む必要があることが示された。