令和４年第４回結城市議会定例会は、一般質問が行われ、議員らが市の重要課題について質問した。
上野 豊議員は、人口減少対策に関して「新たな住居スタイルによる移住・定住の推進を提案した。特に、クラインガルテンという制度の導入が効果的であると考えている。」と指摘した。これに対して、企画財務部長の鶴見俊之氏は「二地域居住は、スローライフの実現に寄与し、地域活性化にも役立つ」と述べ、市と県が連携し、情報発信や相談窓口を設けていることを説明した。
次に、保育園児の送迎について質問した上野氏は、送迎バスに関連した痛ましい事故について言及し、現状の問題点を強調した。保健福祉部長の外池晴美氏は「市内では重大な事故は発生しておらず、安全管理に対する取り組みを継続している」と回答。特に、運転手と保育士の確認を徹底する方針を示した。
次の質問では、橋梁の長寿命化修繕計画に言及し、市の取り組みについて興味を示した。都市建設部長の瀬戸井武志氏は「２０２３年から２０２５年にかけての修繕費用は８,５００万円であり、コスト削減を図る計画である」と説明した。
さらに、黒川充夫議員は妊娠・出産ケアサポートについて質問した。特に、地域での支援強化が求められ、サポート体制の整備が重要とされる中で、外池部長は「切れ目ない支援体制を築いている」と報告した。
動物愛護に関しては、マイクロチップ装着義務化が法制化された背景と、装着に関する市の対応について詳細に説明がなされた。経済環境部長の飯島敏雄氏は「殺処分防止対策とマイクロチップの普及に努めている」と強調し、県の助成制度についても言及した。
最後に、学校におけるてんかん発作時の対応に関して、黒川議員が円滑な対応体制を求める中で、教育部長の飯田和美氏は、「定期的な研修を行い、児童生徒の医療情報を適切に把握し、情報漏洩を防ぐよう努める必要がある」と述べた。