令和3年第1回定例会が行われ、議員からの一般質問が活発に交わされた。特に焦点となったのは新型コロナウイルス関連の取り組みと空気環境改善の問題である。
秋元勇人議員は、まず公共施設における空気環境の改善について質問を行い、現在設定されている指標や施策が問われた。総務部長の小野澤利光氏は、新庁舎や市民文化センターの空気環境指標について説明したが、特に新型コロナの影響で換気がより重要視されている。具体的には、温度や湿度、二酸化炭素濃度の管理が行われていることが報告された。
また、秋元議員は新型コロナウイルスワクチン接種についても質問し、準備状況や実施方法について詳細に説明があった。本市ではワクチン接種を市町村が主導し、相談窓口も設置されているが、市民には未だ不安が残る状況であり、迅速な対応が求められている。
続いて、土田構治議員も発言し、業務継続計画や国土強靱化地域計画についての質疑を行った。特に災害時の対策や地域間の連携強化が重視され、施設ごとの代替庁舎の特定や電気・水などのライフラインの確保が議題に上った。平陽子議員も参加し、社会的検査(PCR検査)や音楽イベント推進による市民力向上について意見を述べ、提案を行った。
また、各議員は学校施設の老朽化問題にも触れ、耐震補強や改修工事の必要性が指摘された。教育部長の飯田和美氏は、実施された工事の進捗状況について報告し、今後の教育環境の向上への取り組みが期待される。
最終的には、新奨学金制度導入の必要性や、地域活性化のための施策が求められる中、すべての発言者は市民のニーズに応える形で施策を推進する重要性を強調した。