令和5年9月7日に開催された令和5年第3回結城市議会定例会で、様々な議題が取り上げられ、市の重要な課題に関する質問が行われた。
まず、少子化対策に関する永塚英恵議員の質問では、地元の現状と施策の必要性が議論された。
日本全体での出生数が減少し、特に結城市においては適切な対策が求められていると指摘された。
その中で、保健福祉部長の外池晴美氏は、地域の具体的な助成制度や妊娠・出産支援を強調し、子育て家庭をサポートする方針を述べた。
さらに、有機農業の推進については、持続可能な農業実現に向け、栄養価が高く、環境負荷の低い農業の重要性が確認された。
また、収穫した作物の安定供給と市場拡大に向けた取り組みも強調された。
次に、議論されたのは、結城市の公園など公共施設周辺の除草管理についてだ。
ここでは、住民の声を受け、除草剤の使用方針やその管理状況に関する情報提供が求められた。
都市建設部長の瀬戸井武志氏は、現在使用している除草剤や管理基準について詳しく説明し、安全性について配慮していることを強調した。
また、広報紙の改善についても言及された。
関晴美議員の質問に対し、総務部長の飯田和美氏は、広報紙が地域住民にとって有益な情報源となっていることを踏まえ、その配布方法や内容の見直しを検討する姿勢を示した。
公共施設の利用に関しては、子育て支援や医療費助成に関する様々な意見も交わされた。特に高校卒・18歳までの医療費完全無料化に関し、平陽子議員は市独自の政策実現を求めた。
市長の小林栄氏は、財源確保の観点から慎重な検討が必要であるとし、引き続き支援を行う考えを示した。
地方経済を活性化するためには、防災対策や観光振興策も必要との意見が示され、当市の商店街の活性化策も求められた。
また、県内でも広域化を推進する水道事業の状況が報告され、旧県西広域圏の連携強化に向けた取り組みが期待されている。