令和3年12月9日、結城市議会第4回定例会が開かれ、各議員による代表質問が行われた。特に、第6次結城市総合計画や健康長寿、農業の将来像についての議論が活発に交わされた。
結和会の上野 豊議員はまず、南部地区の都市空間整備構想について詳しく質問した。上野議員は、都市空間整備構想の概要や、山川不動尊あやめ園の整備事業などを挙げ、「この構想は地域の活性化に寄与するための重要な取り組みである」と述べ、市長や関係部長に具体的な進捗を求めた。これに対し市長の小林 栄氏は、南部地区の重要性を認識しつつ、「具体的な事業化はまだ構想段階であるが、地域資源を最大限に発揮したいと考えている」と述べた。
続いての質問は、健康長寿で安心できる暮らしづくりについて。上野議員は、「市民の健康を守るために、様々な施策が必要だ」と強調し、特に運動を通じた健康促進の方法を模索することが重要であると指摘した。市は、地域のニーズに応じた健康づくりを進める方針を示し、具体的なプログラムの検討を進めている。
さらに、結城市農業の将来像についての議論も行われた。上野議員は、農業の担い手不足や環境問題に触れながら、農地の効率的な活用や新規就農者へのサポートが急務であると訴えた。市長は、この問題が市の重要な課題であるとし、「地域農業の未来を考え、農業者の支援を強化していく必要がある」と答えた。
新和会の大里 克友議員からの公共施設マネジメントや、都市計画道路についての質問も多くの注目を集めた。大里議員は、「老朽化が進む公共施設の管理や、道路整備のスケジュールが市民生活に与える影響を考慮する必要がある」と述べ、今後の予算や方向性について具体的な議論を促した。