令和5年結城市議会第2回定例会が開催された。一般質問には、議員らが行財政運営や公共交通、学校経営等についての質問を行った。
最初に、土田構治議員は行財政運営について言及した。少子化問題について、「共働きが多数派となり、子育て環境が整備されていないのが原因だと考える」と述べた。また、財政運営の厳しさを指摘し、「自主財源の確保が重要」と強調した。市長の答弁として、「自主財源を増やすため、適正な課税を実施する」との意向が示された。
次に、太陽光発電についても土田議員が言及した。市内に設置された事業用太陽光発電の現状を踏まえ、「森林破壊や景観への配慮が必要」との意見があった。市の経済環境部長は、「条例に基づいて、適切な指導を行っている」と述べた。
また、学校経営についても深い議論がなされた。土田議員は、「学校の適正配置は今後の方向性として重要」とし、教育環境の整備が求められていると強調した。その後、教育長は「教育環境の整備には国や県の支援も重要」とし、学校給食の質の向上への取り組みを報告した。
さらに公共交通についても議論が交わされた。稲葉里子議員が、巡回バスの運行状況と、高齢者移動支援事業の成果を質問した。市の担当部長は、「利用者が増加しており、運行日は安定している」と応じながら、さらなる利用促進策について考慮する意向を示した。
最後に教育行政に関する問題として、平陽子議員が学校給食費の無料化について質問を行った。特に国の支援を受けた時限的でなく、恒常的な給食費無償化の必要性が強調された。市長は、「市民の声をしっかりと把握しつつ、持続的に支援の在り方を考えたい」との考えを示した。