令和6年第3回結城市議会は、9月5日に開会し、一般質問が行われた。
議会では、議員からの様々な質問が提出され、その中でも「マイナ保険証の普及と利用促進」については特に重要なテーマに浮上した。関晴美議員が、マイナンバーカードの保有と健康保険証としての利用状況を質問したところ、市民生活部長の飯田和美氏は、マイナンバーカード保有率が約73.2%、マイナ保険証の登録率は60.3%に達していると答弁した。一方で、利用率が低迷しており、特に高齢者世帯に対する支援策が必要との意見も出され、マイナンバーカード取得支援の具体的な取り組みを挙げ、市民への情報提供の強化が必要だと述べた。
次に、公に重要な問題である認知症対策も質疑に上がり、議員は、認知症の方やその家族への支援体制について把握を求めた。保健福祉部長の外池晴美氏は、定期的な認知症カフェの開催や、専門研修を受けた職員の配置など、00986の取り組みを報告した。特に、地域でのサポート体制に問題があり、今後の支援の拡充が求められるという意見も多かった。
さらに、市長小林栄氏には、石島建設プラネットホール・ゆうき図書館の設備及び管理についての質疑があり、教育部長の大木博氏が、過去10年の利用者数の減少を認めつつ、対策として新しいイベントの導入を進めていることを説明した。特に、図書館の利用促進のためのプログラムを今後も行っていくと強調した。
最後に、結城市における再生エネルギーの推進についても熱い議論が交わされた。行政は、公共施設への太陽光発電の導入状況を説明し、今後は住宅に対する補助制度の創設を視野に入れることを示唆した。これにより、市民の電力使用の自給自足を促進し、環境負荷の低減を図ることが期待されている。
議会は、各議員からの意見や質問を通じて、結城市が抱える様々な課題と今後の施策について検討を進める重要な場となった。特に、住民生活に密接に関わる問題については、引き続き議会としての支援を求める声が強く、地域との連携の強化が期待される。