令和5年12月6日、結城市議会第4回定例会が開会し、重要な議案が多数上程された。
今回の定例会では、会期の決定や補正予算、条例改正案が中心となった。議案第51号においては、一般会計補正予算が2億4,360万円の増額を提案され、補正後の予算総額が197億3,170万円になる。また、議案第52号の介護保険特別会計の補正予算は、55万円の増額を計上し、総額が39億8,080万6,000円になると説明された。
特に注目されたのは、議案第62号の結城市特別市民栄誉賞の推挙についてであり、元市長の前場文夫氏が功績を評価され、特別市民栄誉賞に推挙される運びとなった。市長の小林栄氏は、前場氏の8年にわたる市政への貢献を強調し、市議会の賛同を求めた。これに対し、質問も上がり、鈴木良雄議員が市の発展に貢献した他の個人の可能性について言及した。
また、議案第54号の改正条例では、行政手続のオンライン化が進められることが示され、今後のデジタル化に向けた取り組みが期待されている。議会運営委員長の大里克友氏は、会期は12月19日まで14日間に決定したことを報告。議案の質疑は次回会議で行われる予定となっている。
市長は、秋の観光イベントや姉妹都市盟約の取り組み、音楽鑑賞公演、農業祭、防災訓練に関する報告も行い、地域活性化や市民の安全意識の高揚について言及した。これにより、地域のつながりを強める努力がなされていることが示された。全体を通して、市民生活の向上を図る議論が行われたことが印象的であった。議会は、さらなる議論の進展が期待される。