令和5年第1回の定例会では、自治体のデジタル化や新型コロナウイルス感染症に関する取り組みが中心テーマとして議論されました。
12番の立川博敏議員は、行政のデジタル化における「自治体DX」について質問し、現在の取り組みと課題を検討しました。小林市長は、結城市のデジタル推進方針として、利便性向上を目指す方針を述べました。
新型コロナウイルスに関しては、立川議員が市内感染状況や対応策の振り返りを求めました。外池保健福祉部長は、感染対策やワクチン接種体制の整備について説明しました。また、結城市における感染者数は、最近減少傾向にあることが報告され、引き続き情報収集力を強化し、地域の安全を確保する取り組みを進めるべきだとされました。
次に、経済環境部長がごみ集積所の現状を報告しました。市内には多くのごみ集積所が設置されていますが、適正な管理が求められています。土田構治議員は、結城市の国土強靱化計画における防災対策の重要性を強調し、特に緊急輸送道路や避難所の整備が求められると指摘しました。
教育に関する話題も議論されました。教育部長は、結城南中学校区に新設される小中一貫校の教育方針や統廃合について説明し、保護者や地域住民を交えた説明会を通じて意見を聞いていることを報告しました。新設校の目的として、児童生徒それぞれの特性や能力に応じた教育を進めることが強調されました。
最後に、自主防災組織の育成や避難所の整備について意見交換されました。市民生活部長は、避難所の準備や住民の啓発活動が重要であり、災害時にも迅速対応できる体制を維持することが求められると発言しました。
このように、結城市は、多様な行政課題に取り組みながら、地域の弱点を強化し、市民生活の向上に努めていることが示されました。