令和3年11月29日、結城市議会は第3回臨時会を開催し、一般会計補正予算案について審議した。
会議は午前10時02分に開会され、18名の議員が出席した。議長である早瀬悦弘氏が議事を進行し、初めに会議録署名議員として稲葉里子氏と大木作次氏が指名された。
まず、議会運営委員長の佐藤仁氏が会期の日程について報告した。会期は本日1日間と決定された。その後、議案第62号である令和3年度結城市一般会計補正予算(第7号)の上程が行われ、小林栄市長が提案理由について説明を行った。
小林市長は、補正予算の額が3,100万円の増額となり、補正後の予算総額が182億993万円に達することを明示した。この予算は新型コロナウイルス感染症による影響を受けた産業への支援策であり、観光事業や地域経済の活性化に寄与する施策を含む。
質疑応答では、大里克友氏が市民情報センターでの事業について疑問を呈し、利用者に対する影響や今後の活かし方について確認を求めた。経済環境部長の飯島敏雄氏は、来場者の動線や混雑緩和策についての配慮がなされている旨を答え、地域への波及効果を狙った施策を説明した。
また、情報センターでのイベントに関して、最大で1日1,200人の入場を想定し、予約制で運営されることも述べられた。平陽子氏からは具体的な収容人数やキャンセル対応についての質問もあり、部長が冷静に回答した。
議案は討論の後、電子採決によって賛成多数で可決され、今年度の補正予算案が承認された。市長は閉会に際して、観光誘客及び地域経済の波及効果促進事業における議会の協力に謝意を述べると共に、引き続き地域経済の活性化に努力する意向を表明した。
最後に議長が本臨時会の終了を宣言し、午前10時35分に閉会した。