令和4年結城市議会第4回定例会が開会し、様々な重要議案が上程された。
議会では、まず会期の決定が行われ、開催期間は12月7日から20日までの14日間に定められた。
各議案の審議では、特に令和4年度の補正予算議案が注目を集めた。市長の小林栄氏は、家計や企業に影響を与えている国際的な化石燃料価格の上昇と急激な円安を理由に、一般会計補正予算を提案した。これにより、電気料金の値上がりに対応し、必要な費用の確保を目指す。補正予算の額は3億100万円は増額され、総額199億9,780万円になる見込みである。
また、公共事業関連では、地下水道及び公共下水道事業の補正予算が提出された。これに伴い、収益的支出が共に増額されることとなるが、具体的な金額は議論される。
さらに、職員の定年等に関する条例や地方公務員法の関連条例も一括して見直される。これは、職員や農業委員の雇用条件や報酬の改善を図るために至急必要な手続きだ。
請願第5号では、「消費税インボイス制度の実施中止を求める意見書を国に提出すること」が取り上げられ、今後の対応が注目される。その結果、この請願も所管の委員会に付託され、審議が続けられる。
市長の報告においては、逢坂市と福井市との友好都市盟約20周年を祝う計画が発表された。これにより交流がさらに深まることが期待される。また、農業祭や着物の日など、地域の振興イベントが成功裏に開催されたことも報告された。
質疑応答では、議員たちが新しく提案された補正予算について意見を交わし、さらに透明性のある財政運営への期待が高まる。議案は各所管常任委員会に付託され、次回の議論が継続される予定だ。