令和6年9月20日、結城市議会は第3回定例会を開催しました。
本会議では、さまざまな議案が審議され、特に補正予算案が大きな焦点となりました。
令和6年度結城市一般会計補正予算は、賛成多数で可決されました。この予算案には、国民健康保険や後期高齢者医療の特別会計も含まれています。各委員長の報告の後に行われた討論では、特に国民健康保険に関する発言が多く、その重要性が強調されました。
平陽子議員は、マイナンバーカードの運用について懸念を示し、「資格確認書の交付を巡る混乱が予想される」と述べました。また、石川周三議員もマイナンバーカードの導入に反対の姿勢を見せ、保険証廃止の意味を問いただしました。
それに対して、賛成派の議員は補正予算が市民生活の安定に寄与する旨を強調しました。議会の討論を経て、令和6年度国民健康保険特別会計補正予算も賛成多数で可決されました。これにより、結城市民が抱える医療費の負担軽減が期待されています。
一方で、鈴木良雄議員に対する辞職勧告決議も可決されました。この決議は市民の信頼を損なったとして提出され、出席議員による全員の賛成により成立しました。この動きは議会における信頼と倫理が維持されることを意図しています。
また、「教職員定数改善と義務教育費国庫負担制度堅持のための政府予算に係る意見書」も提出され、教育現場の改善が求められました。本内容は多くの議員によって支持され、採択の運びとなりました。これにより、教育行政における過重負担の解消を目指す動きが進展しています。
最後に、議長は「議会運営の改善に向けて、今後とも市民の理解を得る努力が必要」と言及し、閉会の挨拶を行いました。今後の結城市議会はより一層の市民福祉の向上を目指すべく、さまざまな政策を展開していくことが期待されています。