令和2年12月22日、結城市議会の第4回定例会が開会した。
議長の大木作次氏の下、主な議題には令和2年度の各補正予算や条例改正案等があった。今回の定例会では、議案第70号から第85号及び第88号から第90号において、補正予算関連や条例改正の総合的な審議が行われた。
特に議案第70号、令和2年度結城市一般会計補正予算については、経済的困難を抱える市民への支援が目的となっている。総務委員長の安藤泰正氏は、先月の臨時会での反対理由を繰り返し、慎重な審査を求めた。さらに、昨今の新型コロナウイルス感染症対策に必要な措置を強調した。これを受け、議案は賛成多数により可決された。
一方、条例の改正についても活発な議論が交わされた。市民活動支援センターの条例改正については、平陽子議員が有料化に反対する意見を述べた。この改正により、市民への貸出しが有料となるため、市民が自由に利用できることが難しくなる懸念があった。また、結城市民情報センターの運用も議論され、特に高齢者に対して周知を含む支援策が求められた。
公共施設適正化調査特別委員会の報告も重要な内容の一つであった。委員長の佐藤仁氏は、施設の維持コストや利用の実態について分析し、新たな提言を行った。出席者は、地域密着の方針や公民館の利用促進について意見を交わした。
今回の定例会では、議員からの質疑に対して執行部が詳細に答え、出された改正案や補正予算は原案通り可決された。市長の小林栄氏は、補正予算の重要性を強調し、今後の運営においても引き続き市民に寄り添った方針で行くと表明した。
こうして、令和2年結城市議会第4回定例会は、重要案件をすべて議了し、これからの市政運営に役立てる成果を上げた。