令和3年第1回定例会が3月4日に開会し、会期の決定や複数の補正予算が提案された。市長の小林栄氏は、議会での開会式で、「結城紬」の振興を目的とした「紬議会」が開催中であることを述べた。その後、新年度に向けた様々な議案が審議されることになる。
主な議題には、令和2年度結城市一般会計補正予算を含む35件の議案があった。市長は、コロナ禍に伴う新型コロナウイルスの感染拡大防止策や経済対策に言及。市民の協力に感謝を表し、市内の感染者数が減少傾向にあることも報告した。
市長は、今回の補正予算が、民間事業者への支援や医療機関への対策に充てられ、特に新型コロナウイルスワクチン接種の体制づくりに全力で取り組む姿勢を強調した。
議案第11号については、令和3年度一般会計予算が174億4200万円で、前年度比6.9%の減となっている。市民サービスの充実を図るために、効率的かつ効果的な予算運用を目指す旨が語られた。特に子育て支援や教育、福祉に重点を置いているとした。
また、議案第21号から第25号には、情報公開や個人情報保護の条例改正案の取り扱いも含まれ、いずれも透明性向上に努めるとした。
この議会では予算特別委員会の設置が決定され、全議員が構成員となることで、地域の課題に迅速に対応する意思が示された。