令和4年12月の古河市議会定例会では、主に学校における支援活動と、飼い主のいない猫の対策、読書推進に関する質疑が行われた。特に、佐藤稔議員によるてんかん持病を持つ児童のための薬の投与がテーマだった。市教育部長の田中秀明氏は、学校内での迅速な支援が重要であり、教職員の研修や保護者との連携を深める必要があると強調した。
加えて、不登校特例校の設置を促進する方針が議論された。これに対し市の教育支援実績が示され、小山市長は今後の児童生徒支援における重点施策と位置づけていくことを表明した。
さらに、セカンドブック事業については、古河市の図書館活動と子供の読書促進、発達支援に向けられた取組みが報告されている。特に未就学児に向けたブックスタートの活動が推奨される中、補助制度を利用した図書の配布が多くの児童に益をもたらしている。市の教育部として、これら施策の継続的な実施が確認され、支援の強化が望まれる。
また、飼い主のいない猫や地域猫問題での対応も重要な課題とされ、啓発活動の重要性が指摘された。ボランティア団体との連携が強調され、最近の県の施策にも触れつつ、市としても補助制度の見直しを行う意向が表明された。市長は、飼育の責任と共生の重要性を訴え、特定の支援制度も視野に入れる考えを示した。
読書活動については、家庭や地域、学校の連携が不可欠であるとし、特に学校図書館や新聞配布を通じた取組みが進んでいることが報告された。図書館活動においては、本を扱う際の工夫が求められ、古河市の図書館もその一環として、児童生徒に対し積極的な読書環境を提供する方針を持っていることが強調された。