令和3年第4回古河市議会定例会が12月7日に開会した。
冒頭、鈴木 隆議長は議員の出席に感謝の意を示し、新型コロナウイルス感染防止対策を講じながら運営を進める旨を述べた。
続いて、市長の針谷 力氏が議案25件についての審議を求め、特に新型コロナウイルスワクチン接種状況についても報告した。市長は「11月中に市民の89%が2回目の接種を終え、感染者数が減少傾向にある」と強調した。
また、11月に市民との対話を広げるイベント「市長と語ろう まちづくり」を実施し、オンライン会議も初めて開催したことが報告された。市長は「今後も市民とのコミュニケーションを重視していく」と述べた。
議会における他の重要なテーマとしては、市民生活に密接に関連する健康福祉の話題も挙がった。市では自宅療養者へ支援物資を提供しており、11月24日現在で6世帯14人に支援が行われたという。また、障害者に向けた文化活動の提供も53名参加して実施されたことが報告された。
さらに、教育部門においては、鈴木 章二教育長の任命に関する議案が無事通過した。この人事は、教育現場における多様な課題への対応を強化するもので、鈴木氏は今後の市民教育への貢献を約束した。
新たな国民健康保険税に関する改正も議題に上がり、「令和4年4月1日から施行する」と市長が明言した。
市では今後も、新型コロナウイルスの影響を受けた経済対策を講じつつ、地域特性を踏まえた施策を進めていく方針である。議会は12月17日までの会期中に更なる審議を重ね、重要な施策を決定する運びとなる。