令和元年6月20日、古河市議会は定例会を開催し、さまざまな議案が議題となった。
議事では、古河市個人情報保護条例の一部改正や税条例、介護保険条例の改正案などが取り上げられた。特に議案第45号の個人情報保護に関する改正については、議員から疑念が呈され、多くの議論を呼んだ。
日本共産党の秋庭 繁議員は、この改正案が要配慮個人情報の収集を認めるものであり、問題があると強調した。また、他の議案も消費税引き上げに関連する改正が多く、秋庭議員はその影響に対して懸念を表明した。彼は、特に介護保険の所得減額が消費税増税と絡むことに対しても問題であると指摘した。
一方、議案第46号以降のその他の改正案については原案通り可決され、財産取得や路線認定なども承認された。これらの一連の議案は議会の意思を反映させつつ、市の運営に必要な変更を行うために提起された。
また、新たに提案された議案第62号では、新しい副市長の選任について同意を求める内容となっており、市長の針谷 力氏はその選任にあたり岩崎 政典氏を適任であると判断したことを説明した。この人事案件は質疑応答を経て、議会は賛成多数で同意した。
議会は、全ての議案についての採決を実施し、重要な案件が次々と可決された。特に、税率改正に関連する複数の条例改正は、古河市における利便性やサービス向上に寄与することが期待される。
議長の園部 増治氏は、会議の終了に際して、参加した議員へ感謝の意を表した。市長も挨拶し、行政運営における議員の意見を真摯に受け止め、今後の施策に反映させることに言及した。最後に、市民とともに魅力ある市を目指し、今後も進めていくと述べた。