令和3年11月24日、古河市で第2回臨時会が開かれ、補正予算に関する議案が議題となった。
針谷市長は、今回の臨時会で認定2件、報告2件、議案1件の計5件を提案したことを報告した。
議事では、認定第25号と第26号として、令和3年度古河市一般会計補正予算(第6号および第7号)の専決処分が紹介され、特にコロナ陽性者への支援や、関連経費の補填について詳細な報告がなされた。具体的には、感染者へ食料支援を行うための経費や、PCR検査の補助に関する質問が多く寄せられた。議員の質疑に対し、福祉部長の野沢好正氏は、食料支援は11月15日時点で6世帯14人に行われたと強調した。
次に、議案第107号では、国の緊急経済対策を受け、児童1人あたり5万円の給付金や、サテライトオフィス設置にかかる経費等が提案された。企画政策部長の落合昇平氏は、サテライトオフィスの設置によって新しいビジネス創出と地域活性化が期待されると述べた。また、子育て世帯に対する給付金についても多くの議員から質問が寄せられ、特に所得制限に関して大きな懸念が示された。具体的に、一部の議員からは960万円の所得制限に関して不公平感があるとの指摘があった。
最後に、市道の瑕疵による損害賠償に関する報告が行われ、これに対しても質疑が行われた。都市建設部長の高橋一哉氏は、古河市の道路延長や補修状況について詳細に報告し、さらなる充実した維持補修が求められると訴えた。
議会は円滑に運営され、各議案は可決された。市長は、審議を通じていただいた意見を今後の行政運営に反映していくと述べ、議会の協力をお願いした。臨時会は、古河市の未来に向けた重要な議論の場であるとの認識が共有された。