令和5年6月22日、古河市議会において、秋庭繁議員が一般質問を行った。
給食費の無償化は、財源の確保が大きな課題となっている。
市長は、全国的な無償化の方向性について言及したが、対象生徒数の果たす割合や一般財源に依存する今日の状況を改めて指摘した。
加えて、県や国の動向を注視し、具体化のための準備を進めたいと述べた。
次に、ぐるりん号とデマンド交通「愛・あい号」については、再編後の運行ダイヤと料金体系が利用者に配慮されているかが論点となった。
市民から寄せられた苦情件数や具体的な利用者の問題に関し、今後の改善策について話し合う必要があるとされた。
山根市民部長は、受益者負担を維持しつつ、できるだけ利用者ニーズを反映した内容に改善していく考えを示した。
さらに、老人福祉センターの問題については、法令に従い高齢者福祉サービスを充実させるためのビジョン検討を求められた。
市長からは、ソフト事業への移行によって福祉政策を推進する考えが示された。他方で、実際にセンターを利用している市民の声を反映した陳情や請願が多く寄せられている中で、充実した支援が必要との意見も見られた。
最後に、職員の派遣に関する質疑が続き、研修が市の職員能力向上につながることが期待される反面、明確な規定の整備が必要であるとの指摘もあった。
秋庭繁議員は、こうした点についての知恵を集め、充実した施策を打ち出していくことが重要であると訴えた。決まった方法論ではなく、実際の市民の生活向上を目指す姿勢が求められている。