令和3年第2回古河市議会定例会が6月18日に開催された。今回の会議では、重要な議案の審議が行われた。
中でも、議案第75号の新型インフルエンザ等対策特別措置法改正に関する規定の整理に関する条例制定が大きな議論を呼ぶ結果となった。議長の園部増治氏が「新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえ、条例の整備が急務である」と説明した。
また、古河市税条例や国民健康保険税条例の改正についても審議が行われ、これらの議案は最終的に可決とされた。特に税条例については、遅れることなく施行すべきとの意見が相次いだ。文教厚生常任委員会の青木和夫委員長は、「この改正は市民生活に直接かかわる为、議論を尽くす必要がある」と強調。
財産の取得や市道の路線認定についても話題に上がった。但し、太陽光発電事業者の条令違背に関する請願が不採択となったことには、一部の議員から異議が唱えられた。小山高正議員は、その請願に対する不満を述べ、「地域住民の声を無視してはならない」と訴えた。
一方、新型コロナ禍による米危機改善の請願は、賛成多数で可決された。これにより、古河市は新型コロナ影響による農業の現状に早急に対応することが求められている。
加えて、議会の新たな役職として鈴木隆氏が議長に、赤坂育男氏が副議長に選出された。鈴木新議長は、「市民の福祉向上に最善を尽くす」と力強く挨拶し、議会の一体感を醸成する意気込みを見せた。
今回の定例会では、議案の全てが可決済みであり、議長の辞職許可や新しい議長、副議長の選任が行われた。議会の運営としては、これからも市民に寄り添う姿勢を徹底し、その期待に応えるべく邁進することが強調された。これから古河市がどのような施策を展開していくのか、引き続き注目していく必要がある。