令和3年第4回古河市議会定例会では、流域治水の推進と帯状疱疹ワクチン接種費用の助成についての一般質問が行われた。
流域治水について、10番の高橋秀彰議員は、最近の豪雨被害を背景に、治水対策の重要性を訴えた。議員は、国の水害対策強化に加え、流域全体の視点からの治水施策を求めた。具体的には、上流地域と下流地域が協力し、河川の氾濫を防ぐための流域治水協議会の設置や、河川の遊水機能の強化が提案された。これに対し、針谷市長は、流域治水プロジェクトを推進する考えを示し、国、県との連携を強化していく意向を表明した。
もう一つの重要なテーマである帯状疱疹ワクチン接種費用の助成について、議員は新型コロナウイルスの影響でストレスが増大し、帯状疱疹患者が増加しているとの実情を述べた。議員は、ワクチンの効果を強調し、助成の実施を求めた。これに応じて、大島健康推進部長は、現在の状況では助成は実施されていないが、国による健康保険の制度改正の動向を注視していくと答えた。市長も、帯状疱疹のワクチン接種の必要性を理解し、今後の進展を見守るとした。
議会では、流域治水と帯状疱疹ワクチンに関して活発な意見が交わされ、両テーマともに地域住民の安全と健康にかかわる重要な課題であることが確認された。今後の施策展開が期待される。